
早く夏が終わってほしい。そう思う。この日差しの中外に出たくない。そんなことを考えながら仕事に向かう前の30分で『読書と暴動』からささったところを残しておく。
DIY精神(エートス)
「ドゥ・イット・ユアセルフの精神は、自分の頭と手を使うのはいいことだと教えてくれる。DIY精神はあなたに正気を保たせる。それはあなたを疎外から救い出す。DIY精神は夢遊病者のように人生を歩むのはつまらないと告げる。それは尽きることのない可能性の扉を開く。あなたは独学の喜びを知る。DIY精神は誰もがアーティストだと告げる。DIY精神はあなたを幸福にする。
人が疎外感を覚えるのは、大局を掴めていないとき、システム全体の仕組みがわからないまま、課された務めを機械的にこなしているときだ。DIY精神はものごとをより深く探索するようあなたを促す。この世界にあなたの理解力の及ばないものはない。もちろん専門家がいらないというわけではない。特定の分野の専門家が必要になる場合もある。けれど、DIYの原則は教えてくれる―――問題に取り組めるのは専門家だけではないのだと。
日々の生活を自分でコントロールできるようになること、すなわち自由を獲得することは、私たちの永遠の課題だ。最も美しく、人生を一変させるようなものごとは、大きな機関の論理とは無関係に存在しているのだということを、DIY精神は思い出させてくれる。たとえば愛、雷、夜明け、誕生、死。DIY精神は現実認識のありかたを脱企業化する。自分は自分のあらゆる瞬間の所有者でありその管理人なのだと理解したとき、あなたはなかなか危険なアナキストハイジャック犯になっているだろう。」