『読書と暴動』

『読書と暴動』https://sowsweetpublishing.co.jp/work/1459/

久しぶりにがっつり刺さる本だったので、時間のある時に刺さった部分を残していこうと思う。追記な感じでやっていく。

「あらゆる既存の権力機構は、喜びを享受するには対価を払うか従うかしなければならないという前提のうえに築かれている(もちろんそれは自明の理であるかのように示される)。したがって究極の転覆行為とは、対価の支払いや服従を拒絶することを楽しみ、根本的に異なる価値観のもとで生きる行為のうちに喜びを見出すことだ。それは剥奪や禁欲ではない。神への誓いとも違う。それは与えられた境界線を越える喜びを明らかにする行為なのだ。これこそが進むべき道であり、自分たちのやっていることに人々を引き寄せる方法なのだ。そもそも禁欲の政治に興奮できる人なんている?

抵抗という行為に喜びを呼び戻せ。ここ数十年はどういうわけだかおかしな理由によって、政治的アクションと楽しさは基本的に切り離されてきた。原因は政治の専門化にある。私たちは、自分たちの存在や個人的に心に訴えてくるものと政治とのつながりを失ってしまったのだと私は考えている。1960年代に起こっていたことを振り返ってみよう。その頃の人々は、自分たち人間の根幹となる部分と政治をどう結びつければいいかを知っていた。おそらくこれこそが、当時、ラディカルな政治が政治体制に関して多くを変えることができた理由だろう。当時のすばらしく勇敢で美しい人々は、情熱的な人生の生き方を知っていた。彼らは政治的アクションを人生における最もエキサイティングで喜びに満ちた恋愛として扱う術を知っていたのだ。

政治は退屈だと文句を言ったり、うんざりするから参加する気はないとただ座ってぐずぐずしたりしているだけでは何も変わらない。政治のかたちを作り直せるかどうかは私たち次第だ。政治を取り戻せ。ストリートに、クラブに、バーに、公園に政治を呼び戻すのだ。私たちのパーティは終わらない。」